Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

急勾配の向こう側#2

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 それでは、今回も引き続き神戸電鉄イベントからお届けします。

 見津車庫に据え付けられた撮影会用の編成、1104始め3連(写真)。貫通扉の報告幕は山陽電鉄と同形式、恐らく同じ川崎重工製でしょう。

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 同車の台車(写真)。軸箱支持はウイングバネペデスタル式ですが、揺れ枕では無く台車枠の下側を渡る梁が台車と車体を繋ぎ、これと台車をボルスタアンカが連結しています。勾配を登るときの粘着を大きくする目的と思われます。

 現在も「究極の台車」が無い台車構造で、昔はいろいろな台車があり、それが淘汰され現在の構造になっています。進化の過程、及び技術上の必要性で、選択された台車です。

 それでは、次回をお楽しみに。