それでは、今回は、岡山県津山市「津山まなびの鉄道館」からお届けします。
昔は、期日限定で公開され、ボランティアが案内していた同施設ですが、収蔵車両数も増え、整備が進み、常設の博物館となりました。
車両は多数ありますが、今回はそのうちの1つ、キハ52 115です(写真)。大糸線非電化区間、則ちJR西日本営業区間で最後に活躍した車両、営業当時から朱のツートン、則ちこの塗色でした。
大糸線の車両は、勾配もあることから永く2エンジンのキハ52で運用されました。代替車も、国鉄時代なかなかありませんでした。
運転台(写真)。一昔前の気動車ですが、現在走っていてもあまり違和感を感じません。
助士席(写真)。回転式ハンドブレーキが見えます。こちら側は開放キャブです。
車内(写真)。大糸線は冬は豪雪、準寒冷地であると思いますが、ドアが中途半端な位置で、ワンマン化にも、客室仕切りにも対応せず、苦し紛れの対応でした。
永く3輌で大糸線の主となっていましたが、ホームであった糸魚川赤レンガ矩形庫も、北陸新幹線関連工事で解体されてしまい、残念でした。
現在は、ワンマン運転にも対応するキハ120で運用されます。魅力が減りましたが、それも時代なのでしょう。
それでは、次回をお楽しみに。