それでは、今回も引き続き北海道ネタをお届けしたいと思います。
共和町幌似には、旧国鉄岩内線(廃止)幌似駅があり、駅跡が「幌似鉄道公園」となっています。駅舎もあり、展示館になっています。
ホーム跡には、2両の車両があります。そのうちの1両、ワフ29587です(写真)。半室有蓋車、半室車掌車(緩急室)であり、積載量が「ム」に満たないため、「ワ」、緩急車の「フ」(ブレーキの略、ハンドブレーキ装備)、「ワフ」になります。
荷物室は一般的な有蓋車の半室で、戸も閉まっており記録がありません。車掌室は、写真のとおり(写真)。中心にダルマストーブと煙突、執務机と長椅子があり、小単位貨客混合列車の末尾を飾るべく製造された車両です。
冷房はありませんが、暖房がしっかりあるのは、やはり北海道ならでは。北海道仕様の二重窓も注目です。
それでは、次回をお楽しみに。