それでは、今回は、引き続き北海道の車両からお届けしたいと思います。
写真は、三菱美唄鉄道2(写真)、鉄道院4110形同形です。5動軸のタンク機、急勾配線区用で、同形は人吉や庭坂に配置され、肥薩峠や板谷峠越えに使用されました。
三菱美唄鉄道も勾配線区とのことで、同形が使用されたようです。
キャブ(写真)。焚き口は小さく、急勾配用としては小さめのボイラです。肥薩峠では1駅ごとに給水が必要とのことでした。
肥薩峠ではD51に置き換えとなり、戦後最後の制式SLであるE10が、期待を持って配備されますが、空転が酷くすぐに転属となり、D51が永く天下でした。函館本線もD51を使用したはずですが、美唄への入線は無かったようです。
それでは、次回をお楽しみに。