それでは、今日は、京阪電車をお届けしたいと思います。
京阪特急は、昔は七条を過ぎると、京橋までノンストップでした。その間の娯楽に、「テレビカー」というものがありました。電車でテレビが見れる、ただそれだけですが、直流強電が架線にかかっている状態では、強力な磁場が発生し、通常のブラウン管では映すことが出来ません。そのため、同じ関西の松下と、電車で映せるブラウン管を共同開発し、搭載していました。
しかし、それが旧3000系廃止のため無くなるとのことで、撮影に行きました。先ずは、丹波橋で捉えた、8081、旧3006です(写真)。引退前に、番号が復元されています。
そして、「テレビカー」8781です(写真)。車端にテレビがあります。
「テレビカー」のロゴ(写真)。昔は、この銀文字が、輝いて見えたでしょう。
車内(写真)。通常の3000系のシート、しかし転換クロスシートです。白いのは簡易座席、長距離立ち席は辛いとのことで、装備されています。
テレビ(写真)。液晶テレビで、直流強電の強磁場の影響を受けません。
BSの無い時代には、電車のアンテナを自動制御する装置も装備されましたが、今は昔、車内でテレビを映すこともありません。
それでは、次回をお楽しみに。