それでは、今日は、近鉄「ビスタEX」を取り上げたいと思います。
初代「ビスタカー」10000系、量産型「ビスタカー2世」10100系に続き、「ビスタカー3世」30000系としてデビューした系列、「サニーカー」12400系を元に、2階建ての構造を変更して、現代風の解釈をした系列です。後にリニューアル改造を受け、「ビスタEX」となりました。
写真は、初号編成。30101始め4連です(写真)。
大型車体の2号車、3号車は、中間にドア及びデッキがあります(写真)。入ります。
デッキ部分(写真)。上下の階段は、クロスで配置されます。
2階客室(写真)。前後に配置され、2階席ですが、ハイデッカーのような構造です。
1階席(写真)。4人掛けと2人掛けソファで、1両に2室あります。なお、現在はこの部分は更に改装され、グループ用サロン席へと変更されています。
デビューから随分、EXになったのもデジカメより前ですから、永く近鉄の頂点にいた訳です。
先回の伊勢神宮の式年遷宮は、「ビスタカー4世」誕生の最後のチャンスでしたが、近鉄は「ビスタカー4世」でなく、「しまかぜ」という回答を出しました。「ビスタカー」の系統では、後継はもう現れないでしょう。ある意味残念ですが、それも時代と言うべきでしょう。
それでは、次回をお楽しみに。