それでは、今回は、「交通科学博物館」最終回です。
今回は、これも津山で展示される、国産初の本格的ディーゼル機関車、DD13の、638号機です(写真)。歯車改良型300番代の重連総括制御対応車。600番代の1両です。
機関は、気動車用機関をベースに製造されたDMF31S、直6で、DD51の機関、V12のDML61Sの元となった機関で、ディーゼル機関車国産化のための、技術発展の歴史を物語る機関車です。
キャブ(写真)。主として入換用であったことからセンターキャブになっています。
国産の本格ディーゼル機関車であることから、各地で活躍、私鉄貨物にも同型機があったり、払い下げがあったりで、また新幹線事業用ディーゼル機関車、912形の種車でもあります。更にDD14、DD15のベース車でもあります。
日本の技術史上記念すべき機関車ですが、京都には912のカットモデルがあることから、津山行きになったようです。
それでは、次回をお楽しみに。