それでは、今日も「四国鉄道文化館」から、最終日です。
写真の車両は、通称「フリーゲージトレイン」二次試作車、、GCT01-201です。「ミニ新幹線」の進化形、標準軌を新幹線として、狭軌を特急として走れる車両として試作された車両の、2代目です。
「フリーゲージトレイン」は、九州での軌道可変走行試験の後、最後曲線通過試験で四国の予讃線で試験されます。初代、二代目も同様で、その試験の関連で同館にて保存されます。なお、初代は多度津工場で解体されました。
その、主要構造物である、軌間可変式の台車(写真)。標準軌の時と、狭軌の時のヨーダンパが2つになっており、軌間可変装置で変換します。
試験では、標準軌で270キロまでは出せるようになったとのことですが、今の新幹線は300キロ、明らかに遅く、疑問が呈されています。
同様の車両はスペインでも走りますが、スペインは通常鉄道が広軌で、高速走行軌道より幅が広く、簡単に実現しました。日本は逆で、困難であり、結局フル規格新幹線建設の口実になりかけています。長崎のみならず、大分でも実現して欲しいでしょうが、まだまだ難しいようです。
それでは、次回をお楽しみに。