それでは、今日も「鉄道博物館」ネタをお届けします。
写真は、キハ41307、初期の単行用気動車です(写真)。この時代の気動車が残っていたのは、驚きです。
しかし、重連総括制御も無く、電車同様単行で使用される車両と思われた時代のものです。
同車のキャブ(写真)。ブレーキは空気ブレーキですが、制御は機械式、正に単行用の設計です。
戦後のキハ17からキハ58まで、横置きの改設計はありましたが、基本的にDMH17で、エンジンは殆ど進化が無く、元造船の技術屋だったJR東日本の幹部が、エンジン火災が起きたときに、設計書を取り寄せ、自分が若い頃のエンジンと基本設計が同じで激怒した、とのことで、過度の統一設計で進化が進まなかった典型例です。今時の気動車は、驚きます。
それでは、次回をお楽しみに。