それでは、今回は、旧ルート連載の４回目、最終回です。
筑紫野市内、鳥栖筑紫野道路の横を通る道路に、写真のような三連煉瓦アーチ橋があります（写真）。現在、この上は道路が走り、何ら鉄道に関連しないと思われます。しかし、それは違い、この橋梁は旧鹿児島本線の城山橋梁と呼ばれた橋梁です。九州鉄道の手により仮塚峠（かんづかとうげ）を越えるルートとして建設されたものの、後に複線化と併せた勾配緩和でルート変更、遺構はそのまま道路に使用され、現存します。
佐賀県には５連煉瓦橋梁があったそうですが現存せず、現存では大きい方の部類に入ります。逆に、ルート変更となったことから更新の対象ともならず、残ったとも言えます。運が良い施設です。
それでは、次回をお楽しみに。
