それでは、今日は、場所を変え三重県、名松線の施設を見ていきたいと思います。
名張と松阪を繋ぐという壮大な計画の元に名前がついた、名松線。結局土木技術の限界、伊勢奥津で途絶え、現在まで盲腸線になっています。その終点、伊勢奥津には、今でも写真のような給水塔が残っています(写真)。
水は、燃料の石炭と同じ位、SLにとっては重要なものです。限界まで勾配に挑んできたSLたちが、運用を終え、帰りの力を得た、正に「命の水」です。蒸気の排気音は、呼吸のようだ、という人もいます。しかし、もう使われることは無いでしょう。
それでは、次回をお楽しみに。