Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

施設

夢半ば#15

それでは、永きに渡り続けた連載の、最終回をお届けします。今回も、山陽電鉄東二見からです。 写真は、舞子跨線橋の旧橋桁(写真)。山陽本線を跨ぐ橋梁で、形式的にはポニーワーレントラス橋です。桁交換で一部が残ります。なお、舞子で使用されるまでは、…

その名は東京#6

それでは、今回も引き続き、JR東日本東京総合車輌センターからお届けします。 写真は、恐らく台車を輸送するため、1つずつ転向させ整列させるための、転車台(写真)。台車や輪軸用でも、立派な転車台です。3つ並び、区分も可能です。 簡単そうな施設で…

その名は東京#1

それでは、今回からは、JR東日本東京総合車輌センター(旧称「大井工場」)からお届けします。 今回は、総武緩行線車両が載る、トラバーサ(写真)。車体上げ下ろしの天井クレーンのある建屋のちょうど北側に当たり、ここで1両ずつ編成が分解され、車体工…

復活への道#2

それでは、今回も引き続き、只見線関連をお届けします。 写真は、先回のトンネル出口にも近いところにある、恐らく旧「田子倉」駅跡でしょう(写真)。集落近くに設けられるはずの駅でしたが、ダムで集落は水没、結果利用客は激減、臨時駅となり、冬季通過、…

Departure#9

それでは、今回は、敦賀関連最終回をお届けします。 写真は、昔の敦賀港駅、現在の敦賀オフレールステーションの片隅の、観光駐車場にある、ランプ小屋(写真)。明治期の煉瓦造りの油庫で、記念すべき建築物です。 かつては、日本海への入口で、かつ北方へ…

Departure#1

それでは、今回からは福井県、敦賀周辺からお届けします。 写真は、敦賀鉄道資料館です(写真)。旧敦賀港駅の駅舎が、オリジナルの位置か移築したものか分かりませんが、そのまま使用されます(写真)。 中は資料館となっていますが、撮影禁止のため、ご紹…

大正期まで#2

それでは、今回も引き続き、佐呂間で保存されるスユニ50 517を見ていきたいと思います(写真)。 写真は、荷物室(写真)。床の金属製のスノコが特徴で、ほぼ全部の荷物車は、この床です。手荷物、小荷物を輸送する部分、トラックによる宅配便が常識の…

トラムの日#22

それでは、今回は広電本社イベント、最終回です。 写真は、変電所の、トランス(写真)。巨大な変圧器です。奥には、整流器があるのでしょうか。 電力は、電車の動力源です。安定供給が、安定運行に繋がります。大切な、施設です。 それでは、次回をお楽しみ…

トラムの日#2

それでは、今回も引き続き、阪堺電軌我孫子道のイベントからお届けします。 写真は、施設南側にある、トラバーサ(写真)。車両の平行移動に使用されます。 1輌用には少々長く、新型の「堺トラム」も載るのでしょうか。 以前は営業成績の悪かった堺市内区間…

正月だからではないですが

あけましておめでとうございます。管理人、Seichiroです。 写真は、見てのとおり国鉄佐賀線(廃止)筑後川橋梁です。構造も気になる、可動橋です。ただ、鉄道橋梁として現役では無いのが、唯一残念です。 今年も、興味深い構造物を取り上げていきた…

トンネルの向こう側#8

それでは、今回も引き続き九州の写真をお届けします。 写真は、国鉄高千穂線、後の高千穂鉄道(廃止)、高千穂橋梁です(写真)。現役当時は、日本で一番高い橋梁でした。 周辺を入れた、状況(写真)。谷底まで約100メートルの高さがあり、それが日本一…

トンネルの向こう側#6

それでは、今回も引き続き、九州の写真をお届けしたいと思います。 写真は、日豊本線宗太郎駅です(写真)。日豊本線でも最も輸送密度が低い区間です。無料高速も通れるところ、国道から脇道に入り、集落に入ったところで、車を停めるには苦労しました。 跨…

二日限り

それでは、今回は、四国の写真をお届けします。 知る人ぞ知る、予讃線「津島ノ宮」駅です(写真)。毎年、年に2日だけ営業する駅です。普段はどうなっているか興味があったので、何もない日に行ってみました。 ホームの様子(写真)。カーブの途中にホーム…

構内配線

それでは、今回は、四日市市の末広可動橋をお届けします。 末広可動橋は、JR四日市駅と、四日市港にあるセメント工場への側線とを結ぶ橋梁で、船舶が通れるよう跳ね上げ式の可動橋となっています。現役の鉄道としては数少ない、現在も動く可動橋です。通常…

土竜#10

それでは、今回は、三国峠関連、最終回です。 写真は、土合駅駅前から左側に見える部分(写真)。ここが、先回の通路の部分です。幅広の通路と、狭い通路が、不自然に接合されています。 その、幅広の通路部分(写真)。小型の重機なら通れる位、広い空間で…

土竜#9

それでは、今回も引き続き、三国峠関連をお届けしたいと思います。 写真は、湯桧曽の次の駅、「土合」です(写真)。山小屋風の駅です。正面の透明なプラスチックの壁は、風防と思われます。駅に、入ります。 駅の右側は、出札口と、手荷物窓口です(写真)…

坂の途中

それでは、今回は、木次線出雲坂根をお届けします。 出雲坂根は、JR西日本最高地点駅である三井野原の、一つ宍道寄りの駅です。工事も困難で、開通後も厳しい勾配の最中で、水分補給出来たのはSL時代には大きなことです。しかし、現在給水施設はありませ…

新旧の競演#2

それでは、今回は先回に引き続き、立場川橋梁をお届けします。 写真は、旧立場川橋梁です(写真)。単線の、上路トラス橋です。架線用支柱も追加されていますが、現在は使用されません。 北側からの眺め(写真)。こちらから見ると、すっきりしています。 複…

乗り入れ#1

それでは、今回からは、北神急行電鉄谷上のイベントからお届けしたいと思います。 写真は、親会社である阪急電鉄、神戸線西宮北口で使用されていた、ダイヤモンドクロス(写真)。直角で交わるものです。 出自(写真)。阪急神戸線が37kgレールから50…

歴史と伝統#2

それでは、引き続き東京総合車両センターのイベントからお届けしたいと思います。 写真の鉄柱は、横須賀線逗子駅の旧跨線橋の支柱(写真)。明治期の支柱で、鉄道院新橋工場製、近代化初期の施設の一部です。 バリアフリー化で必要なくなり撤去、一部がこう…

Locomotive#4

それでは、今回も引き続き秩父鉄道広瀬川原からお届けしたいと思います。 今回は、広瀬川原の一番東の端にある、転車台(写真)。「パレオエクスプレス」専用の施設で、通常は運用を終えたC58 363が、次回の運転に備え、転向する場所です。 過去には、…

Locomotive#3

それでは、今回も引き続き、秩父鉄道広瀬川原のイベントからお届けします。 写真は、何回か取り上げた気もしますが、トラバーサ(写真)。車両を平行移動させるための機会です。 勿論今年も乗車体験がありました。 その際の動画です。 トラバーサは、会社や…

改築中#5

それでは、今日は、JR東海浜松工場最終回、「天井クレーン」をお届けします。 浜松工場は、新幹線開業時に新幹線の整備工場に指定され、以来整備を一手に引き受けてきましたが、耐震補強の改築に併せ、天井クレーンからジャッキに変更することとなり、昨年…

改築中#4

それでは、今日は、引き続きJR東海浜松工場からお届けしたいと思います。 写真の機械は、ジャッキ、昨年の天井クレーン最終運用以降使用されるものです(写真)。JR九州では16組あり、8両編成を一度に全部車体上げして、一気に仮台車入れ、台車入れが…

2層建て

それでは、今日は、名古屋市交通局日進工場からお届けします。 写真は、天井クレーンです(写真)。メインの車両用35tクレーンの下に、細い桁のクレーンが見えます。これは2.8tクレーンで、車両ほどでは無い軽量な物体を吊る天井クレーンです。2.8…

塗装工程

それでは、今日は、東武鉄道南栗橋からお届けします。 工場の片隅に置かれた、巨大な門形構造物(写真)。洗車用でも、埃払いのための気噴でも無く、塗装工程の、塗装及び乾燥の装置と思われます。横には、各形式の塗装パターンが並んでいました。 東武の南…

逆打ち#2

それでは、今回も引き続き四国ネタをお届けしたいと思います。 香川県、宇多津町に、写真のような石積みの構造物があります(写真)。トンネルのようでもありますが、前後は築堤なので、橋に分類されるようです。 この構造物の説明が、看板となって建ってい…

官線の名残

それでは、今日は、「京福電鉄」改め「えちぜん鉄道」三国港からお届けします。 写真は、三国港駅少し福井方の、煉瓦アーチ橋です(写真)。しかも、線路に対し斜めに架かっていることから、「ねじりまんぼ」で、斜めにねじれて積まれているのです。 この橋…

明治の思い出#6

それでは、今回も引き続き「明治村」の施設をお届けします。 名鉄が、自社の物件として保存したのが、「岩倉変電所」です(写真)。岩倉は、名鉄の犬山線から、東一宮方面、小牧方面に分岐した主要駅で、今はそれらは廃止されていますが、現在も特急が停まる…

明治の思い出#1

それでは、今日は、犬山市にある「明治村」から、お届けしたいと思います。 写真は、「鉄道局新橋工場」の建物、大井から移築したものです(写真)。国産初期の金属製の建物です。外国の建築物に倣い、国産の部品で組み立てた建物です。 中には、明治天皇と…