それでは、今回も引き続き、山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。
写真は、モーター(写真)。125kWの出力、恐らく直流直巻式モーターと思われます。
昔はこの形のモーターしか無かったわけですが、今は交流モーターが主流、軽量で大出力となり、密閉式のメンテナンスフリー形まで現れました。従来のモーターを装備する電車は、今後漸減する予定です。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回も引き続き山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。
写真は、菱形のパンタグラフ(写真)。何の変哲も無いように見えますが、これは実は今では非常に貴重なものなのだそうです。何故でしょう。
それは、このパンタグラフは、富士電機製だからです。それを示す、メーカープレート(写真)。富士電機は、元は古河と独シーメンスの合弁であり、それを示す「古河」のFと、シーメンスのSが組み合わされたマークなのです。
元は東急アオガエルだった、岳南のアカガエルで、東芝製の菱形パンタグラフを見たことがありますが、それ以外では、国内ではほぼ東洋電機製で、更に現在、シングルアームになってからは、他社はまず見かけません。その意味において、貴重なのでした。ちゃんと、見ていました?
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回も引き続き、山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。
ジャッキによるリフティング用の車両が載る、仮台車(写真)。古い電車の台車を流用したらしく、大正期から昭和の初めに多く使用された、いわゆる「イコライザー台車」です(写真)。左右の軸箱に載ったイコライザーが、内側のバネで台車枠を受け、台車に載った荷重を受ける構造です。かなりクラシックな構造です。
もう一方も、同様な形のイコライザー台車です(写真)。車輪はボックス形で、スポーク車輪ではありません。
仮台車は、乗客の乗り心地を考える必要が無いので、会社によっては新造したり、ジャッキ付きや電動式もあり、各種選べますが、こうやって旧式車の台車を使用する会社も多いです。見落としそうですが、実は注目の場所です。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回からは、JR東海美濃太田車両区イベントからお届けします。
写真は、レール運搬用気動車、キヤ97 103です(写真)。3とペアを組み、短尺レールを輸送します。連結器が密着小型自動連結器なのは、名古屋港のレールセンターまで東臨港線をJR貨物のDE10に牽かれるからで、この区間は現在もなお自走しません。また現在、JR東日本も同形の気動車を導入しています。
運転台側の、台車(写真)。ボルスタレス台車、ヨーダンパは入らず、軸箱支持は積層ゴム式の簡易化した構造です。旅客輸送では無いので、その辺は許されるのでしょう。
連結器側の、台車(写真)。同構造です。レール積載時のロール防止か、アンチローリングが入っています。
JR東海と仲が悪いと言われたJR東日本も、結局同形を入れたのは、やはり先見の明があったと言うべきでしょう。いよいよ機関車は、数を減らしていきます。JR東海は、全廃したわけですし。
それでは、次回をお楽しみに。