それでは、今回も引き続き、東武鉄道南栗橋のイベントからお届けします。
写真は、TDK544(写真)。142kwの直流モーター、電気機関車5050形、5070形のモーターです。吊り掛け式の架装、車軸の支持部分が見えています。
スイスのように精密に位置合わせが出来る国なら、色々な架装方法もありますが、日本の車両数では、やはり吊り掛け駆動が安易で、かつ粘着も確保しやすく、永く用いられました。あまり進歩が無いように見えますが、それには理由がありました。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回も引き続き、東武鉄道南栗橋のイベントからお届けします。
写真は、TM-83直流電動機、10000系、10030系、20000系まで使用された、直流電動機としては最終期のものでしょう。以降10080系、20050系からはVVVF、これはその前のチョッパ制御用の電動機です。
東京メトロのように、10連固定運用の鉄道会社ならチョッパ制御で何も問題ないのですが、増解結をする会社には、既存の制御方式と互換性が無いことから、併結不可、地下鉄乗り入れ等の固定編成の運用に使用されています。省エネと既存車との併結は、VVVFが実現するまで不可能でした。
本日、当ブログ開設2周年になったと、メールが届きました。ご愛読、有難うございます。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回も引き続き、東武鉄道南栗橋のイベントからお届けします。
写真は電動機、TDK-824です(写真)。直流主電動機、恐らくDRC1720系の再利用で、制御方式は界磁位相制御とも、他励界磁制御とも呼ばれるべき制御方式で、200系用の電動機、出力は75kwであり、多分全電動車と思われます。
特急「りょうもう」号、200系と250系は外観は同じですが、250系がVVVFなのに対し、200系は従来制御、250系を主流とすべきであったのが、バブル崩壊で目算が狂ったのでしょう、車体以外はリサイクル車となりました。車両会社冬の時代でした。
最近の車両は、「コスト半分、寿命半分」も多いですが、完全新造車が増えています。日本では旧式でも、海外に輸出すれば十分使えるからです。今後も、増え続けるでしょうか。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回も引き続き、東武鉄道南栗橋のイベントからお届けします。
写真は、エアコンプレッサー(CP)、RWS20Aという形式らしく、1分間に約2,000ccの圧縮空気を供給出来る機械です。主要部品に「ナブテスコ」と入っています(日本ナブテスコの製品のようです)。主にエアブレーキ用ですが、昔は自動ドアなど他の動力に使用することもありました。
エアホース破断や、編成が途中で切れたりした場合、エアブレーキが自動的に掛かる自動ブレーキの採用で、近代の鉄道は安全性を増しました。近年は電気指令式となり、パイプでの制御は減りましたが、未だ重要性は変わりません。安全には欠かせない装備です。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回も引き続き、東武鉄道南栗橋のイベントからお届けします。
今回の写真は、MG、電動発電機です(写真)。架線の直流電力から、制御系、他サービス設備用の交流電力を得るための装置、機番はCLG703、容量75kVAです。8000系等に用いられるものでしょう。
冷房電源用に大型のものが使用されるようになりましたが、回転部分等のメンテナンスがあり、現在ではメンテナンスフリーの半導体装置SIV、スタティックインバーターが主流となっています。
余談ですが、VVVF創生期には、外部から三相交流を送る方法が無く、そのため架線電源でMGを回し三相交流電力を得るという方法が採られました。当時の変換効率の悪さのため早期に中止となりましたが、この時の経験が現在のVVVFに繋がっているのでした。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回からは、東武鉄道南栗橋のイベントからお届けします。
写真は、かつて私鉄単独系列で最多両数を誇った8000系、亀戸線用、8675始め2連です(写真)。正面はリニューアル時にモデルチェンジしていますが、塗色は実験塗色の復活です。同線には他の実験塗色もあるようです。
その、運転台(写真)。やや古い感じはしますが、現役のもの、もっと古いものも他社には幾らでもあります。時代の変遷に伴い、各種機器が追加で装備されます。
東武8000系は、当初4+2連で設計されたようですが、乗客増に伴い、6連用増結車が設計されるものの、それでも不足し、中間付随車を挟み2編成で8連を組む形になり、それが昭和末期を支えました。現在は活躍の場が支線区へ移動、8連は分解され800系・850系に改造改番され、数を減らしています。
そういえば、東上線のイベントの時期に繰り上げとなっていますが、東上線森林公園のイベントは、今後どうなるのでしょうか。復活を期待しますが、状況はどうでしょうか。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回は、秩父鉄道「パレオエクスプレス」からお届けします。
横瀬からの帰り道、国道の踏切が、長く開きません。低速列車なのか、と思うと、瞬時に答えは出ます、間もなく黒い車体が通過していきました。そこでそのまま三峰口まで先回りして、待っていると、やって来ます、C58 363牽引「パレオエクスプレス」です。到着後移動して火床整理、給水の後機関士は休息となります。
そして、直前に転車台に入線、転向、折り返しの準備を始めます(写真)。いつ見ても、不思議な構造物です。入換後連結、熊谷へと戻っていきます。
ピストンの前後運動が、いつの間にか回転運動になる、不思議な構造です。長年の技術の賜、これが理解出来ることは、多分無いでしょう。
それでは、次回をお楽しみに。