Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

数年おき#2

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 それでは、今回も引き続き、名古屋市営地下鉄東山線藤が丘のイベントからお届けします。

 写真は、車号不明ながら、日車製台車ND716Aです(写真)。M台車、昨日掲載の台車から、第三軌条用集電靴が無く、取り付け部のみの準備工となっています。それ以外は同じです。

 昨日の台車はモーターもあり、それとの絶縁も必要であったため、木材も使用したようです。確か、集電靴は全6両中両先頭2両ずつ、中間2両以外にある筈です。設計の共通化は、それ自体メリットがあることです。

 それでは、次回をお楽しみに。

数年おき#1

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 それでは、今回からは、名古屋市交通局藤が丘工場イベントからお届けします。

 写真は、名古屋市5050系5263の、台車(写真)。日車ND716形式に、第三軌条用集電靴が装備されます(写真)。集電靴、及びヒューズは金属ですが、この台車取り付け部は、絶縁を保つためか、樹脂で強化された木材が使用されます。

 軸箱支持は積層ゴム式、ボルスタレス台車ヨーダンパはありません。短距離路線、急屈曲もありますが、これで十分なようです。

 それでは、次回をお楽しみに。

一部併用#11

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 それでは、今回は、京阪電鉄錦織車庫「大津線感謝祭」最終回です。

 写真は、仮台車(写真)。歯車のある輪軸はM車用で、それを台車枠に装備しています。旧式車の台車の再利用と思われ、場内作業がやりやすいように高い支柱が立っています。

 こんなものを新製する贅沢な鉄道会社はそれほどありませんから、それは普通のことで、有効活用ともいえます。こんなところに歴史が残っていたりします。

 それでは、次回をお楽しみに。

一部併用#10

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 それでは、今回も引き続き京阪錦織のイベントからお届けします。

 写真は、800形805の、台車(写真)。ボルスタレス台車、軸箱支持はモノリンク式で、住友金属製FS558とされます。ヨーダンパも入りません。

 地下鉄、専用軌道、併用軌道を通り、一部勾配は登山鉄道並であることから全電動車、1ユニットカットでも営業出来るとのこと。非常に高価な車両なのだそうです。

 それでは、次回をお楽しみに。

一部併用#9

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 それでは、今回も引き続き「大津線感謝祭」からお届けします。

 写真は連結器(写真)。所謂「密着小型連結器」で、写真は800形で使用されるものとのことです。恐らく、京都市営地下鉄東西線と共通のものでしょう。

 国鉄なら気動車、私鉄なら名鉄等で使用されるもの、今はこれも柴田式なのでしょう。錠は、機関車以外は下作用式の筈です

 それでは、次回をお楽しみに。

一部併用#8

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 それでは、今回も引き続き「大津線感謝祭」からお届けします。

 写真は、600形及び700形の、モーター(写真)。従来型の直流複巻電動機です。

 抵抗制御の旧式電車を省エネ改造するときは、大体が「界磁位相制御」(またの名は「他励界磁制御」)となっています。従来型の部品が使え、また京阪では昇圧工事に対応出来るところで選択されたようです。

 それでは、次回をお楽しみに。

一部併用#7

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 それでは、今回も引き続き京阪錦織、「大津線感謝祭」からお届けします。

 写真は、空調装置「ラインデリア」です(写真)。左が600系及び700系のもの、右が800系のものとのことです。昔は「ファンデリア(ファン+シャンデリアの造語)」というものがあり、これが改良されライン状となったことから、この名がつきます。空調ダクトに合わせて配置され、出口を左右に向けることで車両全体に空調が行き渡るようになっています。

 空調の方式も時代につれて変わります。今はこれが主流ですが、次には何が来るのか。ちょっと、想像がつきません。

 それでは、次回をお楽しみに。

一部併用#6

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 それでは、今回も引き続き、京阪電鉄錦織のイベントからお届けします。

 今回は、整備前か整備済みか、台車です(写真)。これも同じくFS503Aで、住友金属製です。チョークで、620と書かれ、600形の台車と思われます。ただ、この台車は600形も700形も共通です。

 ボルスタ台車、軸バネペデスタル式ですが、軸箱側方はゴムで支持され、かなりの急屈曲でも台車にプラスして車軸が操舵し、曲がる形と思われます。併用軌道を走るのには、必要な機能なのでしょう。

 それでは、次回をお楽しみに。

一部併用#5

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 それでは、今回も引き続き、京阪錦織のイベントからお届けします。

 写真は、旧京津線リバイバル塗色となった700形702の、台車(写真)。番号は陽刻では無くプレートで、住友金属(現「新日鐵住金」)FS503Aと書かれます。

 京阪大津地区での電圧昇圧予定で、対応しない在来車の車体を再利用し、併せて昇圧に対応した電装と足回りを更新した車両で、それだけ車体製造がしっかりしていたと考えるべきでしょう。艤装は大変な気がしますが。

 それでは、次回をお楽しみに。

一部併用#4

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 それでは、今回も引き続き、京阪電鉄錦織のイベントからお届けします。

 今回は、台車トラバーサ(写真)。車体を地上高のまま台車の載った部分だけ沈み、横方向に移動し、本台車と仮台車を交換する装置です。

 同様の物は神戸電鉄鈴蘭台車庫や、近鉄橿原神宮前の台車交換などで見られますが、関東ではあまり見ない機械ではあります。

 それでは、次回をお楽しみに。